【癒しとカウンセリング】インナーチャイルドを癒してみよう!
みなさんこんにちは。
今日のテーマはインナーチャイルドを癒すことで、あなたの未来を変えていこうとうお話しです。
ご存じのとおりインナーチャイルドは、あなたのマインドの中で発見されずに泣いている場合があります。あるいはエゴによって巧みに隠されている場合があります。
まずは、隠されているインナーチャイルドを見つけてあげましょう。見つけ方にはちょっとしたテクニックが必要です。今現在、あなたの目のまえの現実で問題となっていることに目を向けてください。
例えばお金の問題があるとしましょう。その場合、あなたがこれまでに経験したお金に関するエピソーソドを振り返ります。その中で特に気になるエピソードはなんですか?なぜ、その体験が気になるのですか?
こどもの頃、両親の口癖が「お金がない」で、欲しいモノが買ってもらえずずっと我慢をしていた。または、「ウチは貧乏なんだから」と言われて、貧乏が普通なんだと心に刻んでしまった。そうこうしているうちに、欲しいものを我慢することが美徳である、という観念が産まれてしまった。
私事ですが、こんなエピソードがありました。中学生だった私は、映画が大好きで、どうしてもムービーカメラが欲しくてお小遣いをコツコツ貯めていました。そんな私を見て母親がなにげなく、「あんな高いモノ買えるわけがない」とポロっと言ってしまったのです。私は大いに傷つき絶望しました。その時から「どんなにがんばっても欲しいものは買えない」という観念ができてしまったのです。それ以来、いくら目標を持ってお金を貯めようとしても、まるで奇跡のようにお金が出て行ってしまうのです。それを払拭するのに20年以上かかりました。
どのようにして、その観念を拭い去って「なんでも買えるんだ」という信念に置き換えたのでしょうか?それはインナーチャイルドを癒して開放することでした。あの時言いたかったことをインナーチャイルドに聞きました。
「僕はせっかく希望を持って努力していたのに、それを頭から否定されて大いに傷ついたんだ。どうせやってもムダだから絶対にお金を貯めさせないようにしたんだ。傷つくくらいならお金なんか貯まらなくていい」
これが私が心の奥底に潜ませていた思いでした。私はインナーチャイルドを抱きしめてこう言いました。
「辛かっただろ。本当はコツコツお金を貯めていることを褒めてほしかったんだよな。そして目標を達成したら一緒に喜んで欲しかったんだよな。それが真逆のことを言われてビックリもしたし自分の全てを押さえつけられたような気がして悲しかった。だけど母親がああ言ったのは悪気があったからじゃない。母親も若くて未熟だったんだよ。子供から見て完璧に見えた母親も、未熟なひとりの人間だったんだ。君がそんなに傷つくとは思ってなかったんだ。だから許してあげよう」
インナーチャイルドはいつまでも泣き続け、そして消えていきました。